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気象庁によると台風7号は8月10日午前9時現在、小笠原近海を時速15Km の速さで西に進んでいます。今後、北西寄りに進み続け、本州に接近する恐れがあります。
台風7号の予想経路図=2023年8月10日午前9時点の実況(気象庁HP引用)
■東海地方、関東、近畿、北陸の広い地域で警戒が必要
今後、勢力を強めながら西から徐々に北西寄りに進路を変えて進むとみられ、14日午前3時ごろには強い勢力を保ったまま伊豆諸島近海に到達し、15日午前3時時点では東海地方に上陸する恐れがあります。同時刻には1時間に15キロの速さで北に進んでおり、中心気圧980ヘクトパスカル、中心付近の最大風速25メートル、最大瞬間風速35メートル、暴風警戒域は全域330キロの見込みです。東海地方をはじめ、関東、近畿、北陸など本州の広い範囲が暴風警戒域に入る可能性があります。
台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、ネットに風圧がかかり、鉄塔倒壊に至ることがありますので、十分な注意が必要です。
JGRAでは、鉄塔倒壊を重点的とした施設適合チェックを下記の通り基準化しております。再度スタッフとご確認の上、台風に十分にご警戒ください。
1.構造物の基準適合確認
1)ネット可動式施設の場合
□ ネットを下した状態に風圧力を前提とした構造計算にて安全性が確かめられている。
2)ネット固定式施設の場合(一部ネット固定式も含む)
ネットを取り付けた状態にて圧力を前提とした構造計算より安全性が確かめられている。
3)嵩(かさ)上げ施設の場合
当初建築より嵩上げをしているが構造計算にて安全性が確かめられている。
2.安全点検
定期的に鉄塔の安全点検を実施している。
「鉄柱等の劣化状況について建築士・専門技術者の助言を踏まえ点検の結果に応じて補修等の処置を実施している。
①鉄塔やトラスト・アンカーボルト等にサビや亀裂が発生していないか確認を実施している。
②柱脚のアンカーボルトの破断等が無いか確認を実施している。
③ネット・ワイヤー等の安全確認を実施している。
3.強風対策等
指示体系が明確な組織図を作成する。
「ネット降下や営業縮小の判断をする責任者の代行順位の明確化」
従業員誰もが理解できる簡便な強風時緊急マニュアル「作業手順書」を作成している。
営業の一時中止・営業中止マニュアル「作業手順書」を作成している。
台風終了後の営業再開に関してのマニュアル「作業手順書」を作成している。
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