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台風11号 あす3日夜に先島諸島にかなり接近 6日に九州に接近の恐れ
台風11号は、きょう2日午前9時、石垣島の南南東約350キロで、ほとんど停滞しています。中心の気圧は935hPa、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルで、非常に強い勢力です。
台風11号は今後、ゆっくり北上し、あす3日夜には先島諸島にかなり接近する恐れがあります。その後、4日から5日頃にかけて東シナ海を北上し、6日には九州に接近する恐れがあります。
台風11号は、しばらく先島諸島の南で停滞したため、この海域の海面水温は下がったとも考えられます。発達のピークが過ぎたようにみえますが、今後進む東シナ海の海面水温は27℃から30℃ですので、非常に強い勢力を維持したまま北上するでしょう。
台風11号 強風域・暴風域を広げながら北上する可能性も。
台風11号の雲は、大きく広がってきています。台風11号は、今後、強風域や暴風域を広げながら北上する可能性があります。台風が近づく前から、風が強まることがあります。早めに台風への備えをしてください。
台風11号の暴風域に入る確率は、先島諸島は70%から100%、九州北部や中国地方の一部は30%から70%です。
沖縄地方 あす3日~4日は暴風や高波に厳重警戒
沖縄地方では、風が強まっている所があり、宮古空港では、きょう2日朝、最大瞬間風速21.6メートルを観測しました。
先島諸島では、台風の接近に伴い、あす3日から4日にかけて一部の住家が倒壊する恐れもある猛烈な風が吹くでしょう。海は猛烈にしける所がある見込みです。暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
3日にかけて予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 45メートル(65メートル)
4日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
沖縄地方 40から50メートル(55から70メートル)
3日にかけて予想される波の高さは、
沖縄地方 10メートル
4日に予想される波の高さは、
沖縄地方 9メートル超
です。
沖縄地方では、2日夜のはじめ頃から3日未明にかけて潮位が高くなる所がありますので、高潮に注意が必要です。
台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、ネットに風圧がかかり、鉄塔倒壊に至ることがありますので、十分な注意が必要です。
JGRAでは、鉄塔倒壊を重点的とした施設適合チェックを下記の通り基準化しております。台風前に再度スタッフとご確認の上、準備してみましょう。
1.構造物の基準適合確認
1)ネット可動式施設の場合
□ ネットを下した状態に風圧力を前提とした構造計算にて安全性が確かめられている。
2)ネット固定式施設の場合(一部ネット固定式も含む)
ネットを取り付けた状態にて圧力を前提とした構造計算より安全性が確かめられている。
3)嵩(かさ)上げ施設の場合
当初建築より嵩上げをしているが構造計算にて安全性が確かめられている。
2.安全点検
定期的に鉄塔の安全点検を実施している。
「鉄柱等の劣化状況について建築士・専門技術者の助言を踏まえ点検の結果に応じて補修等の処置を実施している。
①鉄塔やトラスト・アンカーボルト等にサビや亀裂が発生していないか確認を実施している。
②柱脚のアンカーボルトの破断等が無いか確認を実施している。
③ネット・ワイヤー等の安全確認を実施している。
3.強風対策等
指示体系が明確な組織図を作成する。
「ネット降下や営業縮小の判断をする責任者の代行順位の明確化」
従業員誰もが理解できる簡便な強風時緊急マニュアル「作業手順書」を作成している。
営業の一時中止・営業中止マニュアル「作業手順書」を作成している。
台風終了後の営業再開に関してのマニュアル「作業手順書」を作成している。
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