NEWS
動きの遅い台風14号は、17日(金)に対馬近海で温帯低気圧に変わる見通しとなっていますが、その後も油断は禁物です。台風から変わる見込みの温帯低気圧は、17日(金)の夜から18日(土)の明け方にかけて、速度を上げながら近畿地方に近づく見込みで、荒れた天気となる恐れがあります。
近畿地方では、17日(金)の夜には雨雲の元となる暖かく湿った空気の流れ込みが強まるため、紀伊山地の南斜面では大雨となる恐れがあります。また、温帯低気圧の中心付近の活発な雨雲が近畿地方の北部にかかり、北部でも大雨となる可能性があります。 風は、17日(金)の午後に急速に南よりの風が強まり、沿岸・海上を中心に瞬間的には暴風の吹き荒れる恐れがあります。また、18日(土)は、北から西よりの吹きかえしの風が強まるでしょう。 このため近畿地方では、17日(金)の午後からは強まる雨や強まる風に注意が必要です。
台風への備え
台風は、中心が近づくにつれて暴風をもたらし、さらに台風のスピードが遅いと、暴風が長い時間続く場合があります。また、台風の中心から離れていても、大気の状態が不安定になり、竜巻などの突風が吹くこともあります。暴風や突風によって、ネットに風圧がかかり、鉄塔倒壊に至ることがありますので、十分な注意が必要です。
JGRAでは、鉄塔倒壊を重点的とした施設適合チェックを下記の通り基準化しております。台風前に再度スタッフとご確認の上、準備してみましょう。
1.構造物の基準適合確認
1)ネット可動式施設の場合
□ ネットを下した状態に風圧力を前提とした構造計算にて安全性が確かめられている。
2)ネット固定式施設の場合(一部ネット固定式も含む)
ネットを取り付けた状態にて圧力を前提とした構造計算より安全性が確かめられている。
3)嵩(かさ)上げ施設の場合
当初建築より嵩上げをしているが構造計算にて安全性が確かめられている。
2.安全点検
定期的に鉄塔の安全点検を実施している。
「鉄柱等の劣化状況について建築士・専門技術者の助言を踏まえ点検の結果に応じて補修等の処置を実施している。
①鉄塔やトラスト・アンカーボルト等にサビや亀裂が発生していないか確認を実施している。
②柱脚のアンカーボルトの破断等が無いか確認を実施している。
③ネット・ワイヤー等の安全確認を実施している。
3.強風対策等
指示体系が明確な組織図を作成する。
「ネット降下や営業縮小の判断をする責任者の代行順位の明確化」
従業員誰もが理解できる簡便な強風時緊急マニュアル「作業手順書」を作成している。
営業の一時中止・営業中止マニュアル「作業手順書」を作成している。
台風終了後の営業再開に関してのマニュアル「作業手順書」を作成している。
公益社団法人全日本ゴルフ練習場連盟
Copyright © 2019 JGRA All Rights Reserved.